足白癬(水虫)

|白癬とは?

 

真菌(カビ)の一種である皮膚糸状菌(白癬菌)が皮膚に感染して起こる病気です。

病変の部位による白癬の分類

  • 足白癬(水虫) 白癬の約65%
  • 爪白癬(爪の水虫)
  • 手白癬(手の水虫)
  • 体部白癬(ゼニたむし)
  • 股部白癬(いんきんたむし)
  • 顔面白癬
  • 頭部白癬(しらくも)
  • ケルズス禿瘡(とくそう)

真菌感染症

  • 皮膚にカビが寄生して生ずる病気(真菌感染症)
  • 皮膚科を受診する患者様の約10〜15%
  • 真菌感染症の約88%が白癬症
  • 白癬症の頻度  足(水虫)>爪(爪水虫)>体部>股部>手>頭部
  • 頭部白癬(しらくも) 戦前の不衛生な時代に多かった

頭部白癬(しらくも)

  • 白癬菌が髪の毛に寄生して生ずる皮膚病
  • 戦前は流行・現在は稀
  • 原因菌 トリコフィトン・トンスランスやミクロスポルム・カニス(犬・猫に寄生)
  • 主症状 楕円形の脱毛・表面にフケ様の細かい鱗屑
  • ケルズス禿瘡  おできのようになり膿んで盛り上がり痛くなる
  • 円形脱毛症やフケ症(脂漏性皮膚炎)と誤診される
  • ステロイド外用薬の誤用によりケルズス禿瘡となることが多い

白癬の感染形態
白癬菌はケラチンという蛋白を栄養源に生きているカビです。ケラチンが多く存在する場所であればどこにでも感染します。ケラチンが多く存在する場所は皮膚の表面を覆う角層(垢となって落ちる場所)ですので、白癬は皮膚の表面に病変を作ります。粘膜にはケラチンが余りありませんので、口の中が白癬になることはありません。また角層が変化したものが、毛や爪ですので、毛や爪に白癬菌が感染することもあります。

白癬菌が皮膚の中に侵入した場合は深在性白癬と呼ばれ、内臓病変を生ずることもありますが、本当の深在性白癬は極めて稀です

 

|足白癬(水虫)とは?

 

足白癬(水虫)は白癬菌が足の指や足の裏など皮膚の角質やその下の皮下組織を侵食する事によって炎症などが起きる感染症で、一般には水虫として知られています。

 

足白癬の特徴

  • 白癬症の中では最多
  • 全白癬患者の65%程度
  • 日本人の約20%が感染
  • 白癬菌は足角質内部へ侵食  白血球による免疫の機能しない
  • 皮膚の新陳代謝以上のスピードで侵食
  • 自然治癒は期待できない

 

|足白癬の疫学

 

  • 20歳を過ぎると患者数が急増  社会人になり靴を履く時間が増えるため
  • 性別は無関係  男女に差はなし
  • 主婦・小児には少ない 長時間靴下・靴を履く機会が少ない
  • 同居人に足白癬患者がいれば、年齢とともに感染機会が増える
  • 感染しやすさはあくまで湿度や足などの環境に大きく影響される
  • 足白癬は5月に増え始め夏に増加し冬には減少
  • 高温多湿の季節季節的に再発を繰り返す
  • 5人に1人は足白癬があり、また10人に1人は爪白癬
  • 長期間足白癬を放置すると爪白癬を合併しやすい

 

爪白癬について

 

爪白癬は治療しずらく家庭内感染の恒常的な感染源となります。次のような特徴があります。

  • 爪白癬は60歳以上の高齢者の4割が罹患
  • 足白癬・爪白癬の頻度は年齢に比例して増加
  • 爪白癬は季節的変動なし
  • 日本では常時1000万人以上の爪白癬患者が存在

足白癬(水虫)の原因

足白癬の原因は皮膚糸状菌(白癬菌)の感染です。まず感染の機会が多いと足白癬にかかりやすくなります。具体的には次のようなファクターが問題となります。

  • 家族内に白癬菌感染者がいる
  • 老人ホームなどの施設での集団生活
  • プールや共同浴場の利用が多い
  • 高温・多湿などの環境因子
  • 足の指の間(趾間)が狭い
  • 多汗で湿りやすい皮膚の体質
  • 長期間の革靴・長靴・安全靴の着用
  • 入浴回数が少ない
  • 不 潔
  • 多 汗

足白癬(水虫)の分類

| 白癬菌の分類

 

白癬とは、皮膚糸状菌によって生じる皮膚感染症の一つです。原因菌は主にトリコフィトン属(白癬菌属)に属する白癬菌と呼ばれる一群の真菌によって生じます。

 

 

  白癬菌の種類

 

 

Trichophyton rubrum(トリコフィトン・ルブルム)

Trichophyton mentagrophytes(トリコフィトン・メンタグロフィテス)

一般的な白癬菌感染症の原因菌

 

Trichophyton tonsurans(トリコフィトン・トンスランス)

近年10代の柔道・レスリング選手を中心に流行している原因菌。試合などで皮膚が接触したりすることにより感染が広まっている

 

Microsporum canis(ミクロスポルム・カニス)

イヌ小胞子菌であるが猫にも寄生しているため、小児・動物飼育者による感染報告が多い

 

Microsporum gypseum(ミクロスポルム・ギプセム)

土壌に寄生しているため、土いじりを好む小児に感染しやすい

 

Trichophyton verrucosum(ミクロスポルム・ベルコサム)

牛に寄生しているため、酪農業を営む人に感染しやすい

 

皮膚糸状菌(白癬菌)

  • 白癬菌属・小胞子菌属・表皮菌属に分類
  • 皮膚糸状菌は世界には40種類以上、日本ではの10種類ほどが感染

新型水虫 Trichophyton tonsurans(トリコフィトン・トンスランス)とは?
新型水虫というのはマスコミ用語で、正式な医学用語ではありません。最近柔道などの格闘技選手の間で集団発生しているトリコフィトン・トンスランスというカビによる白癬を指します。欧米では頭部白癬の原因菌として最も頻度が高いです。日本でも2001年頃から高等学校の柔道部員やレスリング部員の間で、このカビによる頭部白癬や体部白癬の集団発生例が報告されるようになりました。おそらくレスリングや柔道などの海外試合を通じて、このカビが国内に持ち込まれたものと考えられます。今や柔道愛好家ばかりでなく、家庭内にもトンスランス感染症がみられるようになりました。ただしこのカビによる水虫(足白癬)の報告は今のところありません。

皮膚糸状菌による感染症は<白癬・黄癬・渦状癬>に分類されますが、現在黄癬・渦状癬は日本に存在しません。欧米では白癬は皮膚糸状菌症と同じ意味です

 

| 白癬菌の種類と感染部位

 

足白癬(水虫)

足底・足の指の間に生じる白癬菌感染症です。Trichophyton ruburum(トリコフィトン・ルブルム)が最も原因菌として多い。次にTrichophyton mentagrophytes(トリコフィトン・メンタグロフィテス)が多いです。

角化型白癬  足の裏の角質が肥厚して硬化・痒みが少ない・高齢者に多い
Trichophyton rubrum(トリコフィトン・ルブルム)

 

汗疱状白癬  水疱や皮膚剥離(薄く皮が剥ける)・発赤や痛痒感を伴う・若年者に多い
Trichophyton mentagrophytes(トリコフィトン・メンタグロフィテス)

水疱型白癬とよく似た症状で痒みの伴わない掌蹠膿疱症がありますが、無菌性で白癬とは無関係です

 

爪白癬(爪水虫)

手や足の爪を侵す白癬菌感染症です。一般的に<爪水虫>と呼ばれ、足爪に感染する頻度の方が手爪より高いです。ほとんどがTrichophyton rubrum(トリコフィトン・ルブルム)が原因であり、Trichophyton mentagrophytes(トリコフィトン・メンタグロフィテス)によるものは少ないです。

 

体部白癬(田虫・たむし)

被髪頭部・手・足・股以外に生じる白癬菌感染症。Trichophyton rubrum(トリコフィトン・ルブルム)が最も原因菌として多く、次にTrichophyton mentagrophytes(トリコフィトン・メンタグロフィテス)が多いです。

 

股部白癬(陰金・いんきん)

股に生じる白癬菌感染症です。Trichophyton rubrum(トリコフィトン・ルブルム)が最も原因菌として多い。次にTrichophyton mentagrophytes(トリコフィトン・メンタグロフィテス)が多い。頑固な白癬菌という意味で<頑癬>とも呼ばれています。

 

頭部白癬(白雲・しらくも)・ケルズス禿瘡

頭部に生じる白癬菌感染症です。毛嚢を破壊し難治性の脱毛症を生じるものはケルズス禿瘡と呼ばれています。Microsporum canis(ミクロスポルム・カニス)・Trichophyton verrucosum(ミクロスポルム・ベルコサム)が原因の比率が高いため、猫飼育者・酪農家は感染の可能性が高く、注意が必要です。

 

生毛部白癬
産毛が生えている所に生ずる白癬を生毛部(せいもうぶ)白癬と呼び、生毛部白癬は股に生ずる股部白癬(インキンタムシ)と股以外の所に生ずる体部白癬(ゼニタムシ)に分かれています。生毛部白癬の特徴は円形〜楕円形、あるいは環状の発疹で、輪の中は治っているように見え、しかも痒みを伴うことです。痒みを伴うため、しばしば湿疹と誤診され、ステロイドの塗り薬が使用され、かえってひどくなることがあります。体部白癬は白癬にかかったペットから感染した場合と格闘技などの選手間ではやっているトリコフィトン・トンスランスによる感染が多いです。

足白癬(水虫)の症状

足白癬はその症状の現れ方で3つのタイプに分類されます。複数の病型が重複することも多く見られます。

 

趾間型・小水疱型・角質増殖型

 

趾間型

足の指の間の皮が剥けたり、白くふやけたりするタイプの足白癬です。趾間に 浸軟しあるいは乾いた 鱗屑(皮膚表面からはがれかけている角質)を付着する紅斑性局面を示し、びらん(ただれ)や亀裂を伴うことがあります。季節的に暖かくなると症状がでて、涼しくなると自然に症状が治まってきます

小水疱型・趾間型の足白癬は早期の治療により爪白癬の併発は少ないです。しかし長期間放置すると爪白癬を合併しやすくなります。

 

小水疱型

足の裏に小さな水膨れ(小水疱)が生じ、水膨れが破れると皮が剥けるタイプの足白癬です。足底から足側縁にかけて、半米粒大程度の集まったり癒合する傾向のある水疱、 膿疱を伴う紅斑性局面を示します。春から夏にかけて発症・悪化しやすく、かゆみを伴うことが多いのです。季節的に暖かくなると症状がでて、涼しくなると自然に症状が治まってきます

 

<足の指の間や足の裏がかゆい><足の指の間がふやけて白くなったり、ジュクジュクする><足の指の間や足の裏の皮が剥ける><足の裏に小さい水疱ができる>
これらの症状が毎年夏になると生じ、秋になると自然に治るというエピソードがある場合は、足白癬の可能性が高くなります。

 

角質増殖型

ヒビ・アカギレのように足の裏全体が硬くなるタイプの足白癬です。かかとを中心に足の底全体の皮膚の肥厚・角化・落屑(細かく皮膚がむける)を特徴とします。かゆみは少なく冬もあまり軽快しません。高齢者特に介護施設に入所しているお年寄りに多く発症します。

角質増殖型は季節的変動がなく、むしろ冬期にはひび割れて痛いこともあります。角質増殖型の足白癬は爪白癬(爪の水虫)を合併しやすいです

 

足白癬(水虫)は痒いの?
足白癬(水虫)になると痒いと多くの方が思っています。しかし足白癬で痒みが出るのは10%程度です。痒みは夏期に出現し秋には軽快します。痒みがなく足白癬に気がつかない患者様が感染源になっています。

 

白癬症状の現れ方

 

白癬の臨床症状は病型で異なります。共通した特徴は次のようなものがあります。

  • 環状の紅斑
  • 中心部は軽快傾向にあるため褐色調
  • 辺縁は炎症が強い
  • 小水疱や丘疹

 

白癬菌が内臓諸臓器に寄生することは原則としてありませんので、白癬そのもので死亡することはありません。また現在優れた抗真菌薬がありますので、治療も可能です。しかし足白癬、特に趾間型の足白癬では、しばしば趾間の亀裂や糜爛面から、細菌が真皮内に侵入し、蜂窩織炎(ほうかしきえん)などの細菌感染症をおこすことがあります。実際、蜂窩織炎の好発部位は足と下腿ですが、その多くは、趾間型の足白癬の傷口から細菌が感染したものです。感染した細菌が劇症型の溶連菌だったり、壊死性筋膜炎をおこすと、死に至ることがあります。特に趾間の皮膚は薄いため、その傷口から細菌が侵入することは多いので、普段から足白癬、特に趾間型の足白癬の治療をしておくことが大切です。

足白癬(水虫)の検査と診断

臨床症状だけでは白癬の確定診断は難しいことがります。鑑別診断が必要な皮膚病が多数あるので、顕微鏡を使った検査(直接鏡検)や培養法で特徴的な菌要素を検出することが診断の決め手になります。

 

直接鏡検KOH法

ピンセット・ハサミ・メスなどを使って、病変部の鱗屑(皮膚表面からはがれかけている角質)・小水疱・丘疹・爪・毛などを採取し、スライドグラス上で、苛性カリ(KOH・水酸化カリウム溶液)を滴下してカバーグラスで覆ってから顕微鏡で観察すると角層や爪などが溶けて白癬菌が見えやすくなります。白癬菌は少し褐色調で、分岐する傾向のある中隔をもつ菌糸、その菌糸がばらばらになった分節胞子およびそれが連なった胞子連鎖としてみられます。

 

培養検査

菌種の特定のために行います。日常の診療に使う主な培地は、サブローブドウ糖寒天培地です。病変部が汚染されている時は抗菌薬を加えると汚染菌の発育が抑えられて白癬菌が生えやすくなります。白癬の主要原因菌は、トリコフィートン・ルブルム(紅色菌)とトリコフィートン・メンタグロフィーティス(毛瘡菌)です。

 

足白癬の鑑別診断(区別すべき類似疾患)

  • 接触皮膚炎
  • 汗疱
  • 異汗性湿疹
  • 掌蹠膿疱症
  • 掌蹠角化症

炎症症状の強い足白癬の悪化時に、手あるいは白癬病変のない足に小水疱が左右対称に生じることがあります。この病変中からは白癬菌は検出されず、一種のアレルギー反応と考えられ、 白癬疹と診断されます

足白癬(水虫)の治療

足白癬の治療には抗真菌剤を用いて次の3つの方法があります。

 

外用治療・内服治療・民間療法

 

皮膚の角層に感染した白癬(趾間型・小水疱型足白癬など)は、抗真菌薬を塗布すれが症状は改善します。しかし角層が厚い角質増殖型や白癬菌が髪の毛や爪に寄生している場合は、内服治療が必要になります。

 

外用治療の適応

  • 趾間型・小水疱型足白癬

 

内服治療の適応

  • 角質増殖型足白癬
  • 爪白癬
  • ケルスス禿瘡
  • 広範囲・難治性・再発性の症例

角質増殖型以外の通常の足白癬では抗真菌薬の外用で軽快します。軽快しない場合は足白癬でない、他の疾患である可能性を考える必要があります。

外用治療の長所

  • 症状の消失や環境への菌の散布の抑制が早い
  • 全身的な副作用がない

 

外用治療の短所

  • 連日の塗布が必要
  • 適切な治療が継続困難  処置が面倒・外用の不快感・身体的ハンディキャップなどのため

 

内服治療の長所

  • 血流を介し広範囲に薬剤が行きわたり病変全体に確実奏功
  • 最終的な治療効果が高い
  • 塗布より服用が簡便

 

内服治療の短所

  • 症状改善までに外用薬より時間を要す
  • 全身的な副作用(肝機能障害・胃腸症状・倦怠感など)

 

|足白癬の外用治療

 

白癬の治療の基本は、白癬菌に対して抗菌力のある抗真菌薬の外用療法です。体部・股部白癬は外用薬を2週間程度使用し続ければある程度軽快します。しかし足白癬では自覚症状がない部分も含め、指の間から足の裏全体に 最低4週間毎日治療 を続けないと治りません。外用期間は最低でも1カ月は必要です。症状が消えても2カ月程度は追加治療したほうがよいとされています。角質増殖型以外は、外用療法が基本です。

 

外用薬の剤形

  • クリーム剤  最も多く使用されるタイプ 使用感・安全性も比較的優れています
  • 軟膏剤  安全性が高く冬場には保湿効果もあり。べとつくなど使用感が難点
  • 液剤・ゲル剤  薬剤浸透性も優れる 浸軟部やびらんでは刺激感あり

外用薬の副作用で多いのは一次刺激と接触アレルギーです

 

外用薬の種類

  • イミダゾール系
  • アリルアミン系  テルビナフィン(ラミシール)
  • ベンジルアミン系
  • チオカルバミン系
  • モルフォリン系
  • トリアゾール系  イトラコナゾール(イトリゾール)

処方薬

  • クロトリマゾールクリーム
  • ケトコナゾールクリーム
  • テルビナフィン塩酸塩クリーム
  • ブテナフィン塩酸塩クリーム
  • ミコナゾール硝酸塩クリーム
  • コールタールの軟膏

市販医薬品  薬局で購入可能で足白癬((水虫)の治療薬

  • アスター軟膏(丹平製薬) チアントール・イオウ・サリチル酸
  • オロナインH軟膏(大塚製薬工場) クロルヘキシジン
  • ブテナロック(久光製薬) ブテナフィン・グリチルレチン酸
  • マセトローション(湧永製薬) ウンデシレン酸
  • ラミシール(ノバルティスファーマ) テルビナフィン・クロタミトン・グリチルレチン酸
  • フットガンコーワ(興和) ラノコナゾール・ジフェンヒドラミン塩酸塩・クロタミトン

最近の薬剤は、共通して白癬菌に対する抗菌力が強くなるとともに、皮膚での貯留性、浸透性もよくなり、有効性が高まっています。また、用法は1日1回が基本で、入浴後か就寝前に塗るのが一般的です。

 

足白癬は市販の水虫薬でも治療可能です。しかし市販薬は白癬菌に効く成分だけでなくクロタミトンやジブカインなどが多く配合されており病院処方薬よりかぶれる頻度が高いです。

 

市販薬使用のメリット
一番確実なのは、水虫の塗り薬を指の間から足の裏全体に1日1回つけていれば、足白癬になることはありません。しかし、水虫の処方薬を足白癬の予防や再発予防の薬として処方することは保険では認められていません。そのため、足白癬の予防目的で、市販薬を使用したら良いのではないでしょうか。かゆみや水疱など足白癬とよく似た皮膚病はたくさんありますので、素人判断で足白癬と判断することは危険です。一度皮膚科専門医を受診し、直接鏡検によって診断を確かめてから、市販薬を使用して下さい。

 

|足白癬の内服治療

 

内服薬は全ての白癬に有効ですが、副作用や他の薬剤との併用に問題があるなどの欠点もあります。

 

代表的な白癬に対する内服薬

  • アリルアミン系 テルビナフィン(ラミシール) 125mg錠を1日1回内服

副作用は比較的少ないのですが、定期的な血液検査が必要

 

  • トリアゾール系 イトラコナゾール(イトリゾール)  50mgカプセルを1日1回1-2カプセル内服

爪白癬ではパルス療法に使用される

従来から使用されていたグリセオフルビンは2008年12月発売中止となりました。

代表的な副作用   肝機能障害
抗真菌剤の内服薬を一定期間服用し続けると肝機能障害となることがあります。典型的には、トランスアミラーゼ(GOT/GPT/γ-GTP/LDH/LAPなど)が上昇し、重症化すると黄疸が出現することもあります。このため内服開始後は定期的な血液検査も受けたほうがよいでしょう。また併用してはいけない、あるいは併用に注意を要する薬剤が多くあります。内服前に主治医によく確認しましょう。

 

足白癬が治らない最大の理由  中途半端な治療と再感染の繰り返し
症状が軽快し治療を中止すると翌年の夏には残存している白癬菌がまた増殖して足白癬が再発します。足白癬では症状のない部位にも白癬菌は存在します。現行の水虫薬はよく効きますので、通常の足白癬であれば塗り薬を毎日つければ、約2週間程度で良くなります。しかし2週間程度では白癬菌は完全に消失せず残っています。さらにきちんと塗り薬をつけても、同居している家族から、あるいは患者自身がばら撒いた白癬菌による再感染があります。多くの患者さんは、水疱や痒みなど症状がある部位にしか塗り薬を使用しません。薬を自覚症状があるところだけでなく、指の間から足裏全体に最低1カ月毎日塗り続けることが大切です。

 

どうしても治らない時は

  • 症状を悪化させない
  • 角質増殖型あるいは爪白癬など難治性の病型にしない
  • 手や体部などほかの部位へ拡大させない
  • さらにほかの人への感染源にならない

などを目標に、治療を継続する必要があります。

 

|足白癬の民間療法(保険診療以外の治療法)

 

木酢酸(もくさくさん)

民間療法として、木酢酸を使用するものが存在します。10%以上の濃度の木酢酸液に24時間漬けた白癬菌は発育が止まってという報告を基にしています。(http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/metadata/15191
足白癬の患部を木酢酸に一度浸透させた場合患部に残留する木酢酸の濃度は一定時間持続します。しかし
残留濃度の変化による白癬菌の発育抑制については未調査です。

 

酢(す)

民間療法として食酢を使用するものが存在する。食酢を水で半分ほど希釈し傷口に塗布します。毎日繰り返すことにより水虫の成長に必要な最適なpH状況が無くなり数日間で治癒するとされています。

 

硫黄(いおう)

硫黄粉を擦り込む方法や硫黄含有液を塗布・湿布・漬け置きする方法が取られています。 硫黄には角質の軟化・溶解作用があります。作用機序としては、硫黄と皮膚との反応により生成する硫化水素などにより抗菌作用や角質軟化作用が生じると考えられています。副作用は、皮膚への刺激・発赤・皮膚炎など。濃度の高いものや長期間使用する場合には十分な注意が必要となります。 硫黄は一部の金属に対して腐食作用があるので取り扱いには注意が必要です。

 

硫黄(いおう)は古くから様々な皮膚病に適用されてきた歴史があります。現在でもフケやニキビなどいくつかの皮膚病などに使用されることがあり、硫黄の入ったシャンプーや入浴剤、クリーム、石鹸などが国内外で販売されています。日本薬局方の<イオウ>の適応には頭部浅在性白癬が含まれ薬効薬理には抗菌作用および角質軟化作用とあります。一部の温泉でも水虫を効能としており、入浴剤に配合することで水虫の効能ありと言及できます。

 

ニンニク

ニンニクを利用した民間療法も存在します。生のニンニクをすりおろしたものやガーリックオイルを患部へ適用します。経口投与を同時にする場合もあります。ニンニク内のアリインからアリナーゼにより生成するアリシンがニンニク療法の有効成分と考えられています。ニンニク適用では稀に副作用がいくつか報告されています。

 

ティーツリーオイル

海外ではティーツリーオイルが使われることがあります。症状改善には役立つが治癒率は30%と芳しくないとする報告と、約60%の治癒率があったとする報告とがあります。

 

重 曹

重曹を利用する民間療法も存在します。

 

熱療法

白癬菌は熱に弱く60℃の温度で1秒間でほぼ死滅すると言われています。ストーブや火気に患部を近づける、お湯をかけるなどの民間療法が存在するが、熱傷の危険もあります。また溶けた熱い蝋をローソクで患部に垂らしたり患部に塗布しても効果があるとする体験談もあります。作家の安部譲二 氏は刑務所に服役中、重症の水虫に苦しめられたが、服役仲間に教えられて一日二回熱い蝋を患部に垂らし、10日ほどで完治した体験を記録しています。

 

塩素系薬剤

漂白剤を薄めて足を浸します。漂白剤の中の次亜塩素酸ナトリウムは、食中毒などの感染菌あるいはウィルスの殺菌に使用する目的で医療機関や食品関係などで使用されている。 真菌に対する消毒作用があるが、皮膚の奥深くに潜む真菌まで除菌できるかは不明です。

 

NaClO + H2O ⇔ HClO + Na+ + OH-

 

なお水酸化ナトリウムによりアルカリ性に調整されている場合、肌を痛めることが考えられます。 その他亜塩素酸ナトリウムや二酸化塩素などを含む薬剤を使うこともあります。Dakins solutionも同様なものであるが、次亜塩素酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウム(ベーキングパウダー)を用います。これは第一次・第二次世界大戦にて傷の処置や水虫などに使われていました。

民間療法には統計的調査や検証が行われず効果がどのくらいなのかや副作用にどのようなものがあるのかなど不明なものが多くあります

 

足白癬は患者さんにより病気に対する認識が異なり、治療に対する態度も異なりますが、可能なかぎり治癒を目指し、治療すべきです。現在足白癬に有効な薬が沢山ありますので、足白癬を治すことは可能です。水虫の薬をつけても良くならない場合は、足白癬でないと考えた方が良いです。

足白癬(水虫)の予防

白癬菌の拡散を予防するには、集団生活している中の全ての患者さんが適切に治療することが非常に重要です。

 

水虫既感染者との特に足周りの直接・間接接触を避ける(菌の散布防止)

足白癬や爪白癬患者がいる家庭では、白癬菌は家のいろいろな場所に垢や爪に包まれて存在しています。中でも皆で共用するもの、例えばトイレのスリッパ、バスマットなどに存在しますので要注意です。また温泉場や銭湯、あるいは足白癬患者がいる家庭の足拭きマットには、ほぼ100%白癬菌が存在します。家庭内に白癬患者がいる場合、長い間同居していれば、足白癬になる可能性はかなり高くなりますので、家庭内の足白癬患者や爪白癬患者を治すことが最優先課題です。

 

  • スリッパやサンダルの共有は避ける
  • 足ふきマットは別にする
  • 既感染者が足拭きマットの共用を避ける
  • 足を清潔に保ち垢の落下を防ぐなど
  • タオルやマットなどは洗濯し清潔を保ち、しっかり乾燥させる
  • 畳  編目に付着した垢を取り去り乾燥させる
  • 屋内の清掃を励行する

 

白癬菌は、髪の毛やホコリ・アカなどにまみれて家具の下や階段、部屋の隅っこなどゴミがたまりやすいところにもいます。白癬菌はアカと一緒だと1年以上生き続けるので、こうしたところもまめに掃除するようにしましょう

 

感染しうる機会を減らす(環境中の除菌)

家庭内の誰にでも足白癬はうつります外から家庭内に白癬菌を持ち込まないことが大切です。白癬菌が皮膚内に侵入し感染が成立するまで最低24時間かかりますので白癬菌が皮膚表面に付着しても24時間以内に足をきれいに洗えば、感染を防ぐことができます。一方皮膚に傷がある場合は12時間で感染すると言われています。皮膚に傷がつくと、かえって足白癬になりやすくなります。

 

同居人に足白癬の人がいる場合は常時に菌に暴露しているので力強く洗うのは禁物です。石鹸をよく泡立て、なでるように洗ってください。軽石などでかかとなどをゴシゴシすることも角質を傷付け白癬菌が感染するリスクを高くしてしまうので、要注意です

 

同居している足白癬患者や爪白癬患者全員を同時に治療しない限り、家庭内の白癬菌はなくなりません。また足白癬患者がいる家庭では、家庭内に白癬菌がばらまかれているので、同時に部屋の掃除などをして、家庭内から白癬菌を取り除かないと、再感染が起こってしまいます

 

足を清潔に保つ(菌の付着と発病の防止)

足を清潔に保つことにより白癬菌が定住している垢(あか)が長時間足に付着することを防ぐことができます。

 

 

長時間高湿度を避ける(生活環境の整備)

白癬菌をが付着したまま靴下・靴を履き続けると、長時間白癬菌が足に付着して足白癬になりやすくなります。

 

足の通気性をよくする(生活環境の整備)

足趾間の通気をよくすることにより白癬菌の感染や繁殖を抑えることができます。

 

  • 靴下をよく取り替える
  • 通気性の良い靴にする
  • 五本指靴下を使用する
  • 可能な限り頻回に靴を洗い靴の中の白癬菌を取り除く
  • しっかり乾燥させ、毎日同じ靴を履かないようする
  • 洗えない皮靴などは、中を濡れ雑巾で拭いて白癬菌がついたアカを取り除く
  • できるだけ靴、靴下を履かない
  • 靴・靴下を履く場合は、 通気性のあるものを選ぶ
  • 靴・靴下を長時間靴をはき続けない
  • 長時間靴を履き続ける場合は、時々脱いで風を通す、
  • 靴は2〜3足用意してローテーションする
  • できればサンダルのような風通しがよい靴を履く
  • 白癬患者がいない部屋では裸足で過ごす
  • 会社に着いたらサンダルに履きかえる
  • なるべく足を蒸らさない工夫をする

足白癬は靴、靴下を履くことによって生ずる文明病と言うことができます

足白癬に気づいたらどうする
足白癬を含む白癬症では症状があったも、治療開始後に顕微鏡を使った検査で陰性化してしまうことがあります。そうなると正しい診断がつかないので治療を行う前に皮ふ科を受診して検査を受けてください

田島クリニック

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糖尿病
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高尿酸血症・痛風
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肝機能障害
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腎機能障害
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脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)
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虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
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不整脈
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逆流性食道炎
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胃炎とヘリコバクターピロリ
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機能性ディスペプシア
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がん・悪性腫瘍
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気管支喘息
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アレルギー
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花粉症
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甲状腺疾患・ホルモンの病気
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貧血
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小児感染症
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小児呼吸器疾患
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小児消化器疾患
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小児皮膚疾患
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小児整形外科
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アトピー性皮膚炎
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じんま疹
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痒疹
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足白癬(水虫)
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爪白癬
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尋常性疣贅(いぼ)
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うおのめ(鶏眼)・たこ(胼胝)
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骨粗しょう症
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変形性頚椎症
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変形性腰椎症
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変形性膝関節症
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変形性股関節症
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関節リウマチ
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肩関節周囲炎(五十肩)
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頭痛
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不眠症・睡眠障害
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うつ病・不安神経症
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手足のしびれ・つり
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予防接種・ワクチン
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検査結果の読み方
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高血圧
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脂質代謝異常症
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糖尿病
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高尿酸血症・痛風
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肝機能障害
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腎機能障害
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脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血)
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虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
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不整脈
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逆流性食道炎
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胃炎とヘリコバクターピロリ
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機能性ディスペプシア
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がん・悪性腫瘍
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肺がん
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胃がん
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大腸がん
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乳がん
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前立腺がん
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気管支喘息
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アレルギー
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花粉症
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甲状腺疾患・ホルモンの病気
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貧血
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小児感染症
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突発性発疹
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麻疹(はしか)
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風疹(ふうしん)
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水痘(みずぼうそう)
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おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
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溶連菌感染症
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ヘルパンギーナ
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手足口病
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伝染性単核球症
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伝染性紅斑
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RSウイルス感染症
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インフルエンザ
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小児呼吸器疾患
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小児消化器疾患
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小児皮膚疾患
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みずいぼ
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小児整形外科疾患
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アトピー性皮膚炎
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じんま疹 Uriticaria
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痒疹
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爪白癬
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尋常性疣贅
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